医師免許を持っていれば働く先に困ることはない、というのは、おそらく間違ってはいません。
医師免許を持っている人にもいろいろいますから100%困ることはないとまでは言えないものの、これまで普通に医師としてどこかの病院やクリニックに勤めてきた人であれば、転職先に困ることはまずないでしょう。

医師が転職先に困らない理由

その最大の理由は、医師不足にあります。
看護師なども含め医療従事者は日本全国で不足しており、その状態はこれからも続いていきます。

例えば、保育士の数が足りず待機児童が増えているという声はよく耳にしますが、これは日本全国で同じような状況にあるわけではありません。
待機児童問題は都市部など一部の地域の問題であり、全国的に解消しなければならない課題ではないのです。

ところが、医師は違います。
地域によって格差はあるものの、医師の数が充分であり不足状態はないという地域は見当たりません。
大なり小なり医師不足の状態が続いているため、この職種ほど常に求められる存在はないと言っても過言ではないのです。

転職先に困らない ≠ 希望通りの転職ができる

転職活動も比較的しやすいでしょう。
もちろん、多くの応募者が狙うような待遇のいい医療施設や、人気があるにもかかわらず採用数が少ない医療施設などに転職しようと思えば超えなければならないハードルが幾つも出てくるものの、「転職したいが雇ってくれる医療施設が見つからない」という事態はまずありません。

それは、膨大な求人情報を見てもわかるのではないでしょうか。
医師は専門としている分野・領域があるため、そこから大きく外れた診療科目へと転職することはます考えないでしょうが、それでも転職によって転科を検討する医師は少なくなく、それも含めて見た時には、転職先候補となる求人情報が数え切れないほど出てくるはずです。
地域や条件・待遇等を絞り込んでも、十分に選べるほどの求人情報を手に入れることができるでしょう。

ただ、油断は禁物。転職先に困ることはないでしょうが、望むような転職ができるとは限りません。

例えば、現在よりも収入をアップさせたいと思っても、上で触れたように高待遇を提示している求人には応募者が殺到しますから、そこには必然的に競争が生まれ、経歴やアピールの仕方などによっては容赦なくふるい落とされてしまいます。
転職先に困らないということと、希望通りの転職ができることはイコールではないのです。

それを踏まえた上で転職活動に精を出さなければいけません。
それこそ膨大な求人情報をしっかりとチェックし、各々の医療施設の情報なども手に入れ整理しながら転職先を選んでいくことが求められるでしょう。